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2008年3月 8日 (土)

Imperator Caesar Augustus Tribunica Potestas

 数日前に書いた「声優の選定」だかに関する話である。
 声優を売り出すとき似よく使われる手段は何かのアニメで主役と主題歌を担当させることである。
 しかし、誰でもいい訳ではない。ある程度の実力や実績がないと売込みがバレて反感ばかり買うことになる。あの某音楽会社はこの点で失敗していたといっても過言ではない。
 枕が大好きな人には悪いが、ビジネスである以上、最初にある程度の実力の見際めをしとかないと、後で痛い目を見るのは自分たちなのである。現に、音楽会社がメインで政策に関わっているのに、音楽を他所の会社に丸投げするようなことになってしまうのである。
 10年前に彼らはそんな未来を予測していたであろうか?

 ところで、今、声優のトップは誰だろうか?
 多分、堀江由衣、田村ゆかり、水樹奈々、平野綾(敬称略)の中の誰かではないかを考えるのではないだろうか? それぞれ、先ほどの、主役と主題歌を担当した声優さんたちである。
 だが、個人的に言わせてもらうなら、堀江由衣以外の選択肢は今のところありえない。何故なら、林原めぐみが作り上げた声優のトップ、あえて言うなら皇帝の地位を継承してるからである。
 江戸幕府を開いた徳川家康が戦国時代の最後の勝利者であり、その実力は疑いようもない。しかし、その後継者たちは勝利者でもなくても、実力がなくても将軍になることができた。家康の地位を継承したからだ。今の日本でも地盤、看板、鞄を引き継げば…。

 では、その林原めぐみが作り上げた皇帝の地位とはどのようなものであるか。
 今回のタイトルはローマ皇帝の称号である。無理矢理訳せば、「インペラトールにして護民官特権の保持者カエサル・アウグストゥス」だそうである(どこかのと違ってある程度は内容と関係あるタイトルを付けてます)。
 ローマ皇帝は、「今から私が皇帝だ」と名乗って完成したわけではない。初代皇帝アウグストゥスが既存の権利や特権を組み合わせることで完成させた存在なのである。
 そして、独断と偏見に基づき、声優界の皇帝としての地位を確立させる条件は以下の通りである。
 1.キングレコード・スターチャイルドからCDを出すこと
 2.声優誌などの人気投票での上位入賞
 3.主役で主題歌を担当すること、また、主役でなくても主題歌を担当すること
 4.1人しゃべりの地上波のラジオ番組を持つこと
 1は征夷大将軍の条件に清和源氏の末裔であることというようなものである。ヤマト、ガンダム、エヴァと社会現象を起こしたアニメと呼ばれるうちのガンダムとエヴァに関わったスタチャである。意識してなくても権威のようなものを自然と感じてしまうはずである。
 2は人気がないと話にならないということである。
 3は意外と難しい。特に後半の主役じゃなくても主題歌を歌うという点である。これに関しては、正直、「何であなたなの?」と未だに思うこともあるが、それでも使われるということは、それなりに評価されたという一種の称号でもあるのだろう。
 4は自分の世界というと大げさになるが、そういうものを発信させる場が必要ということである。地上波に限定したのは、偶然聞いてファンを増やす可能性があるかないかの違いである。ネットラジオを閉鎖的とまでは言わないが、聞く意思のない人間にまで聞かせることはできないはずだ。
 今考えられるのは、この4点である。これらを満たすことによって、声優界の皇帝の座は引き継がれていくのである。だから、失礼な話ではあるが、いくら武道館でライブをするほど評価されていても、それだけで声優界の皇帝になることはできないのである。

 正直なところ、そろそろ次の皇帝が登場してもいい頃だとは思う。
 林原めぐみと堀江由衣の間で禅譲が行われたのはちょうど「ラブひな」の時である。
 だが、時期皇帝となるような人材は今のところ見受けられない。

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