« Imperator Caesar Augustus Tribunica Potestas | トップページ | 風刺家電 »

2008年3月 9日 (日)

ケインはWWEにいるけど、権威はそこにない

 第2回声優アワードの授賞式があったそうで、とりあえず受賞された皆様にはおめでとうございましたと言っておきたい所ですが、うれしいですか?
 まぁ、何かをもらうのはうれしいのだろうけど、もらったからといって賞金が出るわけでもない、仕事が増えるわけでもない、ネット上では出来レースだのなんだのと身に覚えのない批判を受ける。今年の受賞者にインタビューを求めるよりも、去年の受賞者に受賞して何か変わったことがあったかを聞いた方がいいのではないだろうか?
 この手の賞に対する批判の大半は、「自分が贔屓の声優でなく他の声優が受賞してるんだ」というものである。
 だから、あらかじめ言っておくが、個人的に贔屓にしてる声優はうりょっちこと白石涼子さんである。理由は、3年ほど前にラジオの生放送のアニソンイントロクイズで負けたから。そういう立場からの声優アワードへの不満は、「女装した男の子賞」を設けなかったことである。この賞なら、うりょっち演じる綾崎ハーマイオニーの独壇場だっただろう(でも、マコちゃんってのもいるからなぁ…)。

 とにかく、批判すべきは声優アワードという賞そのものなのである。
 声優の地位向上を目指して設立した割りに、テレビのニュースでどれだけ取り上げてもらえたか。WBSで最後のほうで少し触れたという以外の情報を確認していない。少なくとも、去年は初めてだった珍しさからかNHKとフジが触れていたはずだが。

 カエサルだったか、「どんな悪法であっても作られた当時は良心から作られていた」と言ってたが、声優アワードが何故悪法になってしまったのか。
 選考方法云々と言うよりも、根本的に設置した各賞が声優の活動に適していないのが最大の原因である。
 アカデミー賞の真似して主演と助演に分けているが、映画とかならギャラの違いで主演と助演に越えれない壁ができているだろうけど、声優にそういう壁が存在するだろうか?
 ギャラなんて現実的な話でないにしても、ヒーローとヒロインが主演だとして、昨今のギャルゲー(エロゲー含む)原作のアニメなどは誰がヒロインなのだろうか? そう言えば、ゲームも選考対象になっていたはずだが、どう扱う気なのだろうか?
 それに、誰も気付かなかったのだろうか? これでは声優でなくキャラクターへの賞である。キャラクターの人気投票をやっておいて、中の人に賞を渡してるだけである。

 それから、歌唱賞やパーソナリティ賞というのは声優だけで選んで意味があるのだろうか?
 どちらも、声優以外にアニメ関係の歌を歌う人やラジオに関わる人もいるというのに、吉本のイケメン番付のような中途半端で微妙な感じが物凄くあるのだが。
 それに、第1回でパーソナリティ賞を受賞した誰かさんが、受賞後もラジオでどれだけの暴言を吐いてきたか。賞を汚したという意味ではどこぞの不良横綱といい勝負である(まぁ、暴言が魅力なのは大いに認めるところだが)。

  「正義なき力と同様に力なき正義も無力」ってのは、ダイの大冒険の出典だったと思うが、世間に対して何の権威も権力もない賞にどれほどの価値があるというのだ? 朝刊がどうなってるかはまだ分からないが、扱いの大きさによっては大義名分を失いかねないことを主催者は自覚すべきだろう。
 そもそも、一般投票を受け付けた時点で権威など欠片もない。その辺の声優誌でやってるただのファン投票と同じである。むしろ、それ以下。

 もし、第3回があるなら、各部門分けの見直し、投票権を業界関係者だけに絞るなど、抜本的な改革をしないと、声優アワードに存在意義はない。

|

« Imperator Caesar Augustus Tribunica Potestas | トップページ | 風刺家電 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/190936/40432812

この記事へのトラックバック一覧です: ケインはWWEにいるけど、権威はそこにない:

« Imperator Caesar Augustus Tribunica Potestas | トップページ | 風刺家電 »