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2008年10月 1日 (水)

真剣勝負幻想

 プロレスが深夜枠に追いやられどのぐらいの年月が経っただろうか? そしてプロレスと入れ替わるように真剣勝負を売りとした総合格闘技がゴールデンで放送されるようになった。
 正直、当時はプロレスにほとんど興味がなかったので詳しい事情は知らないが、プロレスが悪く言えば八百長であるというのが知れ渡ったのが原因の一つだったのではないだろうか? だからこそ、八百長でない真剣勝負を売りとする総合格闘技に需要が生まれたのだろう。

 しかし、八百長でない真剣勝負であれば、無条件に面白いであろうか?
 たしかに、最初の頃のK-1では、迫力満点のKOシーンが目立って格闘技が分からない素人が見ても分かりやすい面白さがあった。多くのKOシーンを見たわけではないが、個人的にベストだと思うのは、レミー・ボンヤスキーVS曙でのKOシーンである。曙の崩れ落ちる姿が「人間ってこうやって崩れるものなんだ」というお手本のような感じが出てたのと、全く同じ日の日本武道館では、KONISHIKIがリング前の最前列の席2つに座って、WWEのスーパースターからリスペクトされながら、墓掘り人のアンダーテイカーの初来日を見ていたという対照的な姿が印象的だったからだ。
 だが、昨今、そのKOシーンが前ほど見られなくなった気がしてならない(総合というよりも打撃系になるのか)。トーナメント形式なので無理にKOを狙いに行くよりも体力を温存して判定勝ちに持ち込んだ方が有利になるという戦略があるのかも知れないが、判定に持ち込まれることが増えた気がする。
 そして、その判定というものが素人目には極めて分かりにくいものなのだ。別に八百長を疑っているわけではないのだが、素人目では、手数が多くて優勢に見えても、決定打が少ないと判定では負けになることもある。とにかく分かりづらい、ゲームのように体力ゲージや点数が表示されるわけではないし。

 度を越えた科学が魔法に等しいのと同じように、判定基準が理解できないと真剣勝負をしていても八百長と大して変わらないのである。
 かつて、真剣勝負が持っていたはずのアドバンテージが成立していないのである(オレの中だけかもしれないけど)。

 それにしても、日本人は何故、八百長を嫌うのであろうか?
 今年大ブレイクしたおバカ軍団もどうせ台本があるのだろうと毛嫌いする人間もいる。個人的見解を言わせてもらえば、アレは仕込んでできることではないと思うが…。

 真剣勝負こそ素晴らしいみたいな風潮が、何か日本によくない影響を与えているのではないだろうか?

 

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