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2009年4月 8日 (水)

歴史番組はNHKに限る

 基本的に歴史が好きである。理由は、学研のマンガ日本の歴史や伝記を読んでいたからで、歴史なんて自分に言わせたらマンガである。
 だから、NHKの水曜10時の歴史番組は小学生の頃の「歴史発見」辺りからずっと見てきた。「歴史発見」なんてのを見てたから、逆説の日本史が全巻揃ってたりするんだろうと思う。あの番組は、今までの歴史とは違う新説をメインで扱う番組だったので、井沢元彦さんがゲストで呼ばれて新説を披露されていた。特に、一休さん程度の知識しかない頃に足利義満が天皇の地位(正確には息子を天皇にすることで上皇)を狙い、そのために暗殺されたという説は衝撃的なものであった。
 それから、この時間の番組は、「ライバル日本史」や「堂々日本史」を経て、「その時、歴史が動いた」へと続き、今月から始まった「歴史秘話ヒストリア」になるわけである。
 余談になるが、「ライバル日本史」で1番覚えているのは、宮本武蔵VS佐々木小次郎の回である。この回の最大の見所は、小次郎の物干し竿に武蔵が本来の(?)二刀流で戦ったらどうなるかを検証するために、実際に試合をしたところである。結果は、小次郎役の方が勝ったと思う。つまり、櫓を削った木刀を得物に選んだ武蔵の判断は正しかったということなのだろう。

 しかし、歴史番組は民放だって負けてはいないはずだが、どうも民放のものは見る気になれない。
 一昔前なら、「知ってるつもり」のようないい番組もあったはずなのに、どうにも最近は奇説怪説、ゴシップなどのどうしようもない話を引っ張り出してはスタジオでわいわい言うだけのバラエティー番組になっている気がする。まして、NHKでもないのに大河ドラマに便乗して、今なら直江兼続を取り上げたりとか節操がない。同じ取り上げるのしても、「本当は怖いグリム童話」のように金で武田を買収した話や、国替えの際に越後の資産を会津にごっそり持っていっただとか、冤罪で殺した下人の遺族が謝罪も受け入れずに「生き返らせろ」と無理難題を言うから、閻魔大王への使いに出したのような、大河ドラマで絶対に取り上げないような部分を取り上げれば面白いのに。

 で、新たに始まった「歴史秘話ヒストリア」であるが、「その時、歴史が動いた」ほどお堅いイメージはない。別に取り上げる対象が必ずしも歴史を動かしたわけではにのだから。 そういう意味で、その時は酷くなっていったものだ。「その歴史は何mm動いたんだ」という程度のその時から、何もかもが終わった後で「その時」では有り難味がない。第1回の東郷平八郎が旋回の指示を出した瞬間のような劇的なその時は何回あっただろうか。
 そういう意味で、「歴史秘話ヒストリア」はネタの安定した供給が目的なのではないだろうか。

 どうでもいいことではあるが、音楽担当が梶浦由記さんなので、.hackか何かを見てるような錯覚を覚えるのは自分だけだろうか?(資料映像とはいえ、戦国無双を使ったりとか革新的なこともやってる番組だったりするし)

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